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8冊目 「THE MASK CLUB」 村上龍

 また日にちが開いてしまった。今回は村上龍さんの「THE MASK CLUB」です。村上龍さんの本にしようとは前から思っていたのですが、なぜこれにしたかというとまず薄い。前回の「希望の国のエクソダス」がよみにくかったので。そしてなにより表紙がエロかったからである。

ネタバレあり!

THE MASK CLUBTHE MASK CLUB
(2001/07/13)
村上 龍

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 さて、特大サイズで表紙を紹介したところで肝心の中身はえろいのか、というところですね。結論として、えろい。しかし、気分の悪くなる、気持ち悪いえろさなのである。具体的には知り合いの女性7人が仮面をつけてみんなでSMをするという、まぁわけのわからない、何してんのあったたち、という印象を抱かざるを得ない状況なんですね。
 最初はそういう感じでしかないんです。でも殺された主人公が幽霊のような虫のような存在になり、彼女たちの秘密、自分を殺した人間を突き止めようとし、それがはっきりしてくるにつれて、彼女たちから感じる気持ち悪さは徐々になくなってきました。

 私は例えば小説に出てくる悪役にも、悪いことをする動機がほしいんです。別に「楽しいから」でもいいんだけど、行動に一貫性がないとか、意味不明の行動が意味不明なまま終わるのはいやだなぁと思うんですね。
 最初は彼女たちが意味不明で仕方なかったけど、彼女たちの過去が明らかになっていくと少しずつ納得できたし、だんだんと切ない話なんだなと思えてきました。やっぱりここまでの変態行動をするからには、それまでがねじまがったような育ち方をしてしまっているんだなと、悲しくなります。えろには何か悲しいことから逃がしてくれる効果があるんですかね。

 そして作品の表現としてもいろいろ面白いなーと思えました。
 村上龍さんの本は3冊目なのですが、共通しているのが、セリフが長い!セリフが終わってからがまた長い!モノローグも長い!!一つの描写が事細かく書かれているのがとても多いです。表現もとてもわかりやすいというか、個人的に好きなのは毛細血管に血液が流れているところの表現が、主人公の小ささがすごく伝わってきたし、イメージしやすいし、たしか 滝が逆流するように だったかな。とにかく主人公の気持ちや背景がとても鮮明に表現されているんだな、と思えました。・・・とか思ってたらあとがきでそんなことが書かれていました。ちょっとうれしかった。

 物語の最後は、急角度で落っこちていくような印象を受けました。彼女たちの謎がすべて解けてからが早い・・・!彼女たちの過去を覗き見していて、話を聞き終わってから「ハイおわりーさよなら」ということを後ろから言われて殺されるような。読んでいるこっちまで「やべ!」と思っているうちに殺されてしまった、という印象です。ラスト1行であわてふためく近藤が見えました。

 みたいな感じでした。実は右手の中指の付け根に黴菌が入っていてタイプすんのがしんどいのでとりあえずここまでにします。ばーい。
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小説を読み始めた20代後半フリーターですワロス。人生大丈夫か?

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